新たなオシム語録

nyantomo1546

2008年06月04日 22:15

「ベンチに座りたいが、ベンチで死にたくはない」 オシム前監督が会見



 サッカーの前日本代表監督で日本協会のアドバイザーに就任したイビチャ・オシム氏が4日、東京都文京区の日本サッカー協会で脳梗塞(こうそく)で倒れた後初の会見を行い、監督業への復帰については「もちろんベンチに座りたい気持ちはあるが、ベンチで死にたくない気持ちもある」と揺れる胸の内を明かした。現在、サッカーのワールドカップ(W杯)アジア3次予選を戦っている岡田監督の采配(さいはい)についてはコメントを避けた。

続きは以下から
「何を言ったらいいのでしょうか。向こう側の世界まで行って、また戻って参りました。復帰に対し支持、激励してくださったみなさんに改めて感謝します。こんなにフラッシュがたかれるなら、顔の化粧をしてくればよかった。それはともかく人間は人生の中で1つはこれをしたいという希望があるものです。わたしはやり始めた仕事を完成できなかった。その思いが背中を押した。アドバイザーとして要請してくださったことに感謝している。日本語はあまりできないが覚えた言葉に頑張れ、がある。これからはわたしが『頑張れ』をみなさんに申し上げる」



 --日本選手の育成で早急に学ばないといけない部分は

 「一般論としてですが日本の選手はもっと走らないといけない。技術があるとよくいわれるがもっとレベルを上げないといけない。子供のじきからもっと動きながらのプレーを習熟しないといけない。考えるスピードと走るスピードアップが前提で速いプレーが初めて可能になる。ここから始めるべきです。強国が強い理由を分析してイミテーションを繰り返しても、その国は超えられない。まねすることはいいことではない。そのコンプレックスから解放されて自分たちのサッカーをすることが大事です」

 --現在の日本代表の印象を

 「後任監督の印象を述べるのは深い知り合いになったときです。そんな質問をしてわたしが答えるを思いましたか。わたしは審判者ではありません」



 --生活で変わったことは。岡田監督は話をしましたか

 「お酒の代わりに水を飲んでますよ(笑)。岡田監督にいいたいことがあれば直接いいます。軍事機密ではないけれど批判することはこういう場ではしないですよ」

 --アドバイザーとして何から始めたいか

 「最初の仕事は皆さんのデリケートな質問に答えなくてはいけないことです(笑)。口を滑らせて相手をないがしろにしてはいけませんから。だから集中力がいるんですよ」

 --12月以降の契約はどうなるのか

 「まずドクターの許可をもらわないといけない。必要な手順を省くことはできません。南アフリカに行くかどうかもイタリアのことわざの「ウサギを捕まえる前に心配するな」と同じように、日本が予選突破したら考えたい。もっともわたしのアドバイスは必要なくなっているかもしれませんが(笑)。そうなったら田嶋さん(協会専務理事)が何か新しいポストを用意してくれるでしょう(笑)」

 --欧州選手権の視察での注目選手と優勝すると思う国は

 「これまで優勝したことがないチームに優勝してほしい。選手はロナルド(ポルトガル)とか言ってほしいんでしょうけど、そうはいきませんよ(笑)。サプライズがあればいいと思う。ロシア、ルーマニア、クロアチアはポテンシャルがあると思う。貧しい国が金持ちの国を倒してほしいし、すべてを金で買える国が勝って当然、ではつまらない。イタリア、フランスが勝っては日本が学ぶことも多いとはいえなくなる」



 --最近、日本のJリーグも見ているようですが印象を

 「見てはいけませんか? 復帰できたのはサッカーのおかげです。わたしが何者か忘れないためにサッカーを見に行きます。生活復帰の手始めの活動でした。印象は少し前にいいましたよね。走れなければいいサッカーはできない。いい技術がなければいいサッカーはできない。そこを改善することが日本サッカーが生き残る道だと思います」



この人は日本でも数少ない本当のサッカーのプロフェッショナルだと思います。
選手選出や起用方法などで色々と批判はありましたが、もう少し日本代表での監督で見てみたかったと思います。
これからもアドバイザーとして頑張って欲しいです。

この人がもし磐田の監督になったら9割がたの選手はクビですね。

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