木曽川で毒グモ発生600匹

nyantomo1546

2008年06月06日 00:44

愛知の木曽川河川敷で毒グモ発生、600匹生息か
6月5日22時51分配信 読売新聞



 国土交通省中部地方整備局は5日、愛知県愛西市内の木曽川河川敷で、特定外来生物で有毒のセアカゴケグモが見つかったと発表した。付近に推定600匹生息していたとみられる。

 内陸部での大量発生は珍しく、同局木曽川下流河川事務所は「絶対に触らないように」と注意を呼びかけている。

 発見されたのは、同市立田町、木曽三川公園内の「東海広場」。先月21日、利用者から通報を受けた同公園管理センター職員が、駐車場の側溝で3匹を発見した。その後、駐車場の排水溝で、体長1~15ミリのセアカゴケグモ50~60匹を捕殺した。

 セアカゴケグモは、かまれると赤くはれ、吐き気やめまいなどの症状が出る。


アメリカでは『 Black Widow(ブラック・ウィドウ)』という名で知られているそうです。
死に至ることは無いそうですが、手当てが遅れると皮膚が腐っていくことがあるため、早めの手当てが必要です。
既に駆除されたそうですが、まだまだ生息している可能性があります!

生態等は下記から
国土交通省中部地方整備局は5日、愛知県愛西市立田町の国営木曽三川公園「東海広場」の駐車場で、外来種の毒グモ「セアカゴケグモ」が大量に見つかったと発表した。推計で約600匹いたとみられるが、バーナーで焼いて駆除した。整備局は「かまれると、吐き気やめまいといった症状が出る。見つけても素手で触らないで」と注意を呼び掛けている。


 整備局によると、5月21日に利用者から通報があり、専門家が確認した。主に駐車場の排水路に生息しており、24~30日に駆除した。どのような経路で侵入したのかは分かっていない。この場所ではすべて駆除したと考えられるが、整備局は5日から近くの木曽川、長良川、揖斐川の河川敷でほかに生息していないかどうか、約5キロ間隔で生息調査を始めた。

 セアカゴケグモは豪州原産で、体長約3~15ミリ。メスの成虫はオスより大きく、背中に赤い模様があるのが特徴。大阪府や兵庫、奈良、和歌山の各県などで生息が確認されているという。中部空港や名古屋港で見つかった例もある。


形態
体長はメスが1cm前後、丸くつやつやの黒い体で、胸腹部の背面には赤のひし形が2つ縦に並んだようなマーク、腹面には赤の砂時計状のマークがあるので見間違えることは少ないだろう。赤斑の形は雌雄で多少違いがあり、時に地色の黒も淡いものもなどがある。オスは3~5mm程度とメスよりずっと小型で体も細く、褐色がかった地色に淡色の斑紋があるがメスのような目立つ赤斑はもたない。しかし幼体のうちは雌雄とも淡褐色の地に不明瞭な縞模様をもつのみで、成体のような雌雄の違い(性的二型)は見られない。なお5月頃から庭や家壁などに見られるようになる真っ赤なタカラダニ類は、一見微小なクモにも見えるため、時に本種の子供ではないかと勘違いされることもあるが、前述のとおりセアカゴケグモの幼体は淡褐色で全く異なり、真っ赤なタカラダニ類は特に害のない動物である。


[編集] 巣
セアカゴケグモの造る網は不規則網で、複雑に張られた三次元構造を持つ。その上方は糸に粘液がついていない巣域と呼ばれる住居で、卵嚢などもこの部分にぶら下げられる。一方、網の下方は捕獲域と呼ばれ、糸には捕獲用の粘液がついている。これに虫が触れて粘着すると、セアカゴケグモは粘糸を投げて獲物を絡め捕って巣域まで引き上げて食べる。網はベンチの下や側溝の蓋の裏側、ガードレールの支柱付近などといった、比較的地面に近く直射日光が当たらない場所に造られることが多い。


[編集] 毒
毒は獲物を咬んだときに、獲物の体に注入されるもので、神経毒である。しかし、性格はおとなしく、手で直接触ったりしなければ咬まれることはない。また、その毒性も死に至る例は非常に少ない。オーストラリアでは古くから代表的な毒グモとして知られており抗血清も存在する。日本でもセアカゴケグモの発生した地域の医療機関で抗血清を準備しているところもある。咬まれた部位は、ちくっとした痛み、あるいは激しい痛みを感じる。その後、咬まれた場所が腫れ、全身症状(痛み、発汗、発熱など)が現れる。手当てが遅れると毒素の効果により皮膚が腐っていくことがあるため、咬まれたら、特に子供は、医療機関での早急な診察が必要である。可能であれば、この毒グモであると判断するために個体を小瓶などに捕獲して医療機関に持参するといいだろう。

アメリカでは『 Black Widow(ブラック・ウィドウ)』という名で知られている。また、Brown Recluce(ブラウン・レクルース)という毒グモも同時に注意しなければならない種類である。