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“切り札”俊輔、パラグアイ戦先発へ！岡田監督が出場明言



全体練習に初参加し、元気な姿を見せた俊輔。パラグアイ戦出場が確実となった（撮影・森本幸一）

　日本代表合宿（２６日、さいたま市内）ＭＦ中村俊輔（２９）＝セルティック＝が２７日のキリン杯・パラグアイ戦（埼玉）に先発することが確実になった。この日の午前中の検査結果を受けて、岡田武史監督（５１）が「使いたい」と明言。岡田ジャパンの切り札が、いよいよピッチに立つ。
　ファンタジスタが、いよいよピッチに降臨する。前日の練習後に左太もも裏の違和感を告白していた俊輔が、パラグアイ戦出場を明言。先発が確実になった。

　「（治療を）やりながらできるという判断。きょう普通にやったし、平気でしょ。あしたリバウンドがないか見て、という感じ」。笑顔を交えて話す姿に、安堵感が漂った。

　午前中に埼玉県内の病院でＭＲＩ（磁気共鳴画像装置）検査を行い、左足付け根の軽い炎症が判明した。ただ症状は軽く、非公開で行われた練習にフル参加。岡田監督も「主要な筋肉ではない部分の筋膜炎。プレーに問題ないし、あした問題が出ない限り使いたい」と明言だ。欠場となれば、６月２日のＷ杯予選・オマーン戦にぶっつけ出場となるところ。指揮官が仮想オマーンと位置づける“前哨戦”に参戦できる意味は大きい。

　日本は２４日のコートジボワール戦に１－０で勝利を収めたものの、運動量が続かない課題も示した。しかし、ビデオで試合を確認した俊輔には解決法も見えていた。「個人のミスだったりでボールを失う数が多いから（スタミナが切れる）。イメージが一緒じゃないと、無駄走りも多くなる。体力がないとか、取っておくという感じはない」。頼もしい限りだ。

　会場でセリエＡ・レッジーナ時代の同僚、パラグアイ代表ＭＦパレデスと再会。「チャオ、コメスタイ（やあ、調子はどう）？」とイタリア語で問われ、「トゥット・ベーネ（すべてＯＫ）！」と返した。心身ともに臨戦態勢を整え、俊輔が岡田ジャパン初参戦を果たす。

（志田健）

★寺田、初先発も

　最長身１メートル８９のＤＦ寺田（川崎）が初先発する可能性が出てきた。右肩を痛めているＤＦ闘莉王（浦和）の代役として浮上。出場すれば歴代４位となる３２歳３５９日での年長デビューとなるが、「この前、雰囲気を味わえてよかった。積極的にやりたい」と前向き。相手のロングボールについて「しっかり弾き返したい」と、日本の壁となる。

★長谷部、凱旋「楽しみ」

　岡田監督はＭＦ長谷部（ウォルフスブルク）がコートジボワール戦で負傷したと口にしたが、本人は「ケガ？　ないッス。僕自身は出るつもりで準備してます」とどこ吹く風。会場の埼玉スタジアムは浦和時代の本拠地。「ここで試合をするのは久々だし楽しみなので、力まず自分らしいプレーをできたら。特別な思いがある」と先発に意欲的だった。

◆右肩についてＤＦ闘莉王（浦和）

「腫れはひいてきたけど、いいとはいえない」

◆パラグアイ戦でも先発の期待がかかるＤＦ長友（ＦＣ東京）

「点は取りたい。取ったら（パフォーマンス）やるかも」

予想先発は
FW　玉田、大久保
MF　松井、中村俊
　　　鈴木、長谷部
DF　永友、闘莉王、中澤、駒野
GK　川口
らしいです！

２５日の国士大との練習試合で、まったくいいとこの無かった高原は、先発落ち濃厚だそうです！途中出場で出れた場合、そこで結果を残さなければ、W杯予選にも招集しないと岡田監督が言ったようで、絶体絶命のピンチ！！？？


パスをする高原（浦和）。後方で走りこむのは矢野（新潟）。岡田監督は「怪我などを総合的に判断して、半分くらいスタメンを入れ替える」と語っており、フォワードの先発が誰になるのか注目される。