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「ファインディング・ニモ」の人気で、カクレクマノミが乱獲されて、絶滅の危機に瀕しているそうです
ある掲示板で、海水魚を採取し販売している業者の方のコメントが掲載されていましたが、ファインディングニモの影響でカクレクマノミが乱獲されているのが一部業者などと書かれているようですが、業者よりも観光客の方が性質が悪いそうです。

カクレクマノミなどの魚類のほとんどは、年２回の産卵を行っているそうで、クマノミを採取する場合、業者の場合は、親を採るか、子供を採るかのどちらかで、子供を採った場合には、親は半年後とに産卵するので半年後にまた同じように子供を採る事が出来て、　親を採ると子供が成長して産卵するまでに１年くらいかかるので、次に採取するまでには早くても１年はかかり、全て持ち去った場合には、その場所から採取するには、どんなに早くても ２年はかかってしまうそうです。そんな無謀な事をするのは、業者ではなく、観光客のダイバーや密猟者だという事です。

原因はこれだけでは無く、地球温暖化に伴うサンゴ礁の白化現象、水温変化などが関連しているのではないかと思います…
海の中の生態系を描き、自然の大切さを子供に伝えるはずのこの映画が、皮肉にも深刻な自然破壊を招いているなんて悲しすぎます


「ニモ」絶滅の危機に＝映画人気があだ－英研究者



　【ロンドン２６日時事】英カンブリア大学のビリー・シンクレア教授はこのほど、ディズニーのアニメ映画「ファインディング・ニモ」の主役として取り上げられた熱帯魚カクレクマノミが絶滅の危機にひんしているとの研究報告をまとめた。
　映画人気によるペット需要の高まりや、地球温暖化に伴うサンゴ礁の白化現象が原因。海中の生態系を描き、自然の大切さを子供に伝えるはずの映画が皮肉にも深刻な自然破壊を招いている。
　同教授によると、オーストラリアで行われた調査では、１つの群れの平均個体数が２５匹から６匹に激減。繁殖の維持が難しくなっているという。