2011年03月26日
枝野長官の記者会見が武田邦彦教授の見解通りになった件
枝野長官の昨日の会見での発言に波紋が広がってますね‥
「ご指摘いただいたような(大丈夫だという)内容の発言はしていない」
誰が聞いても詐欺にしか聞こえないです。
毎回記者意見で曖昧な返答ばかり、自分の場合ほとんど信用してませんでしたが、枝野長官の『大丈夫』って言葉で安心されていた方には落胆が大きいでしょう‥
お疲れさまでした。ゆっくり休んでください。。
「ご指摘いただいたような(大丈夫だという)内容の発言はしていない」
誰が聞いても詐欺にしか聞こえないです。
毎回記者意見で曖昧な返答ばかり、自分の場合ほとんど信用してませんでしたが、枝野長官の『大丈夫』って言葉で安心されていた方には落胆が大きいでしょう‥
お疲れさまでした。ゆっくり休んでください。。
枝野長官会見(4完)「私は大丈夫と発言してない」(25日午後4時)
--枝野幸男官房長官は「大丈夫」「安心」と言い続けてきたが訂正したらどうか
「私のこの2週間の発言、記者会見の内容はすべてホームページで現時点でも公開している。私は今申し上げたようなことは、申し上げたことはないと思っている。その都度、あらゆる可能性や現状、その時点において『今、何をしなければならないか』ということについて、その時点における状況を踏まえながら、それぞれの時点における政府の判断を申し上げてきている。今、ご指摘いただいたような内容の発言はしていないと私は思っている」
--「人体に影響が出ることはない」と言ったが
「その時点で出ているさまざまな状況からは、現時点で出ることではない。ただし、今後の見通しについて、私は断定的なことはこの間、申し上げてきていないし、現時点においても、今後の状況については、あらゆる可能性を想定して、今よりも当然、原発の状況が良くなることを期待して、その最大限の努力を政府としてもしているが、状況が悪化して必要があれば、そのことについての情報データの公開は常に続けるが、必要があれば、その指示を今後とも政府としてしっかりやっていく。こういう立場だ」
--放射能の数値は4日目に一番大きかったが
「具体的にそれぞれの時点のさまざまな発表と、それから客観的なその時点での事実関係との違いについて、改めてご指摘いただければ、それについてはしっかりと専門家の認識を含めてご回答申し上げる。できれば文書で具体的にご質問いただければと思う」
--首相の視察の調整は進展はあるか
「いつも申しあげる通り、できるだけ現場に足を運んで、特に被災者の皆さんの声を聞きたい。このことは大きな意義のあることだという思いがある一方で、実際に避難所などもさまざまな作業に忙殺されている状況だということのなかで、非常に苦慮しながら迷いながら、今、その可能性を探っている状態だ」
--原子力損害の賠償に関する3条では、異常に巨大な社会的擾乱の場合は、その限りではないと。国会では冷却システムが機能停止する危険性を指摘している。東電は免責されて、補償は税金なのか
「現時点では被害の拡大を防ぐために最大限の努力をしている状況だ。従って今の段階で確定的なことを申しあげる。そのことについて検討している余裕のある状況ではないと思っている。ただ、安易に免責などの措置がとられることは、この経緯と社会状況からあり得ないと、私の個人的な見解として思っている」
--政府として東電に情報開示の指導はしないか
「まず、この間は、政府から東京電力に対しては、政府に対する報告も、事実をできるだけ速やかにスピーディーにということについては、特に事故発生の早い段階からかなり繰り返し強く求めてきたところだ。これについては、繰り返し、あらゆる情報、データについては政府、具体的には保安院を通じて、官邸を含めて、しっかりとそのデータ、情報は届けるように。それについて、政府として、把握した情報については、政府としてしっかりと情報公開する姿勢でやってきているところだ。東電において、政府に対しても、あるいは国民に対しても公開していない情報があれば、許されないことだと思っているので、政府としてあらゆる情報、データは、確実な情報をできるだけ速やかに公開することを繰り返し求めて参りたいと思っている」
--遺体の埋葬はどうやっているか
「今回の震災の一つの特徴だが、被害の状況、あるいは、その被害に対して、被災者の置かれている状況が、かなり地域によって大きな差が出ている。亡くなられた方のご遺体についても、大変沢山の方が亡くなられて、沢山の遺体が発見されて、そうした皆さんにしっかりと供養して送るということがなかなか困難な地域が、少なからずある。それはこの間、政府としても認識し、それぞれの事情に応じた柔軟な対応ができるように、この措置については最大限の柔軟な対応が可能な措置を関係機関に指示している」
「ただ、これはご理解いただけるかと思うが、本当に地域によって、場所によって事情が異なる。一律に『こういうことをしろ』とか『こういうことをしてはいけない』とできる状況ではない。できるだけ関係機関、現場に近いところまで、現地の状況に応じて、あるいは現地の皆さんの心情に応じた柔軟な対応がとれるようにさらに徹底したい」
--埋葬しているケースはあるか
「それぞれの現場、現場において、具体的なさまざまな柔軟な対応。最近は、私は自分の子供のころ、うちの祖父は土葬で見送った記憶が残っているが、火葬が一般だが、こうした事態なので、土葬で送ることについても柔軟な対応を、現に現場の状況に応じて対応してきていただいているとの報告も受けている。それぞれの地域の事情に応じて、そして、当事者住民の皆さんの信条も踏まえて、現実的かつ柔軟な対応ができるような指示はかなり徹底できているんじゃないか」
--税と社会保障の一体改革とTPP(環太平洋連携協定)だが、閣僚からは6月をメドにやるべきという声もあるが、最重要課題としたが、震災との関連性については
「今日の昼の会見でも申した通り、少子高齢化などと日本の社会保障を取り巻く環境の変化は、震災によっても待ってくれるものではない。あるいは国際社会の自由な貿易の拡大という大きな流れ自体も、日本の状況を待ってくれない。したがって、それについて、震災対応などに影響の出ない範囲では、粛々と事務作業などは進めていただいている。しかし、政治課題としては、それらの課題も大変重要な課題だが、それ以上に今は、震災からの被災者の支援、復旧、復興、そして原発事故に対する対応。より大きな課題に直面している以上は、優先順位は当然のことながら、変わってきていると思っている」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110325-00000627-san-pol
テレビでの会見を見て信用してたら、気づいた時には手遅れ‥みたいな。。
不安を煽るようで恐縮ですが‥
毎回出てくるX線検査1回分とかいうあれ!
「1マイクロ・シーベルトは胸のエックス線検査1回分の50分の1の放射線量。」
X線検査は一瞬だけど、これはずっと、だよね?一時間いたら一日いたら被ばく量が遥かに超えるんじゃない?
水道水の件も、少量であっても外部被ばくと内部被ばくは同じ土俵で比較しちゃいけないのでは?
風邪だってひきやすい人、ひきにくい人体質があるだろうし‥
素人考えなので、あくまでも戯言と聞いて頂きたいですが。
外部被曝線量によっては、内部被曝を適正に評価することはできない 放射線医学者の提言
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201103241303254
前にも登場しましたが、中部大学の武田邦彦教授(内閣府原子力委員会専門委員)の言っていた通りになってしまいました。
原発 緊急情報(21) 「直ちに」とは何か?「冷静に」とはなにか?
http://takedanet.com/2011/03/21_0855.html
みんなが不安に思っている現在、私のような専門家が(打ち合わせなく、結果として)同じ事を言うことになるのが大切でしょう。そうしないと一般の人は不安に思います.その点では、私とテレビなどに出ている専門家との間にかなりの違いがあります。
本当は違いはないはずです。私も原子力の仕事を長くしてきましたし、第一種放射線取扱主任者ですから、同じ試験問題を解き、合格し、それを元に仕事をしてきたのですから。
そこで、少し深く考えてみました。
政府、テレビの専門家、NHKなどは、福島原発で放射線の汚染の数値が出る度に、「直ちに健康に影響が出るレベルではない」と「冷静に対応」と言っています.
3月21日には高い放射線の下で作業にあたる作業員の被曝について指揮をした人が「直ちに健康に影響ない」と言いました。
なぜ、政府や専門家は「放射線障害を防止する法律や規則」に定められた限度と異なる数値を言っているのでしょうか?
・・・・・・・・・
まず、辞書で「直ちに」を調べて見ると、
1: 間に何も置かないで接しているさま。直接。じかに。「窓は―通りに面している」「その方法が―成功につながるとは限らない」
2: 時間を置かずに行動を起こすさま。すぐ。「通報を受ければ―出動する」
とあります。日常的にも2つの意味でしょう。
一つは「原因と結果」が直接結びついていること、もう一つが「時間的にすぐ」だということです。
だから、「直ちに健康に影響がない」というのは、たとえば1時間に100マイクロシーベルトの被曝をしたときに、政府が言った意味は、
1) 1時間だけそこにいれば一般人の基準値の10分の1だから、この数値だけでは健康に影響があることはない。その家に1日いれば2.4ミリシーベルトになるから基準値を超える、
2) 今日の午後とか明日に病気になるわけではない(時間)、
のどちらかでしょう。
すぐ影響はないという時間的な方は当然です.放射線の障害というのは主に遺伝子障害や白血病、甲状腺ガンなどですから、放射線をあびてからかなりの時間を要します.
だから、放射線をあびてすぐその影響がでるなら、かなりの重症になるでしょう。私が作業を担当している人が「直ちに」と言ったことに心配したのはそのことです。
もしかするとその作業主任の人は、やけどのように、放射線をあびるとすぐ健康に害があると錯覚していたら、作業する人が可哀想と思うからです.
もう一つ、つまり1)も似たようなものです、多くの人はその場所に住んでいるのですから、1時間あたりなどの放射線の強さはあまり意味がありません。
1時間に時間を掛けると、1ヶ月あたりなら7.2ミリシーベルトですから、かなりの放射線をあびることになります。
でも、あくまでも専門家が決めた法律の値は次の通りです(1時間に換算).
1時間あたり(マイクロシーベルト)
一般人の目安 0.1 (1年が基準)
管理区域の設定の義務 0.6 (3ヶ月が基準)
放射線作業者(男性)限度 5.7 (1年が基準)
放射線作業者(女性)限度 1.4 (3ヶ月が基準)
ですから、10マイクロシーベルト(福島市など)とこれらの値の間を埋めなければなりません。
・・・・・・・・・
日本の官僚(この言葉は中央官庁が編み出した言い方と思います)はそれほど頭が悪くないのです.
「直ちに健康に影響がない」のは確かです.私も同じ意見で、1時間だけあびても、また今日の午後、気分が悪くなるのではないからです。
1時間だけあびるなら10マイクロシーベルトですから、一般人の1ミリシーベルトの100分の1になります.確かに「直ちに」健康には影響がありません。
私と同じ考えですし、法律にもそっています。
つまり、将来、もし健康障害が出たら、「私は「直ちに」と言ったのですよ」といえば良いようになっています。
「放射線が1時間あたりとも言っていますし、勿論、法律も知っていますよ.あなたは「直ちに」という日本語が分からないのですか」と言われれば反論もできません。
つまり、「直ちに・・・」というのは「そこで生活していたら」というのとは日本語が違うのです.
・・・・・・・・・
「冷静に対応」、「決してパニックにならないように」というのもなかなか意味深長です.
10マイクロシーベルトと聞けば、国民は、
「直ちには健康に影響がないが、10日、そこにいると規制値を大きく超えるので、私の家族は待避が必要だ」
というのは実に「冷静な対応」です。パニックでもありません。
この人が20日間、家にいて家族に健康の障害が出たときに、
「あのときに「冷静に対応」と言ったじゃないか!」
と怒鳴り込むと、官僚は落ち着いて、
「ええ、冷静に対応するというのは、放射線の量をお考えになって規制値を超えるまでに移動することですよ」
と言われてしまいます.
官僚とはそういうものです。
・・・・・・・・・
このように考えると、
「規制値を自分で計算して、法律の値にもとづいて考えた方がよい」
という私の考えと、
「直ちに健康に影響はないので、冷静に対応を」
という政府の言っていることは実は同じ!!なのです!!
しかし、混乱しているのは、「直ちに・・・」の後、CTスキャンのような例を出して、法律の規制値を言わなかったり、法律の規制値は「目安であって、健康とは関係がない」と言ってみたりするからでしょう.
それを言っているのは官僚ではなく、官房長官だったり、テレビの専門家だったりします。
3月20日夜、水の汚染について、ある専門家が「飲まない方が良いのですが、それしか水がなければ仕方ありません」と言っていましたが、これはある意味で、正直と思います.
・・・・・・・・・
政府が苦しい言い訳をして、専門家が追従しているのは、予想外の事故が起こり、普段では決してあってはいけないほどの放射線が東北南、関東北を汚染したので、その対応ができないからです。
対応ができないことと健康とは無関係ですから、もう少し誠意のある、わかりやすい表現を使って欲しいものです。
・・・・・・・・・
ちなみに、福島原発の状態を見ると、ここ3日ぐらいで、もしかすると今後の見通しがつくと思います。私が見通しがついたら直ちに書きます.なお、今はまだ東京は大丈夫です。
(平成23年3月21日 8時、執筆)
武田邦彦
この方が言うことが正しいのか、政府の言うことが正しいのか?明白ですね。
この方の話は、自分の戯言とは別次元の話で、なぜこのような方の意見が聞き入れられないのか不思議でしょうがなかったのですが、これ見たら納得です。
役人の責任逃れにはあきれる。
http://www.youtube.com/watch?v=jyou9oG1qBg&feature=player_embedded#at=61
国民不在の原子力
http://www.youtube.com/watch?v=YDcYUlTHYyQ&NR=1
原発から「遠くに逃げれば安全というわけではない」
こんな書き込みを見つけました。
もう笑うしかないです‥
「大丈夫?」っていうと「大丈夫」っていう。
「漏れてない?」っていうと「漏れてない」っていう。
「安全?」っていうと「安全」っていう。
そうして、あとでこわくなって「大丈夫っていったよね」っていうと「大丈夫なんて言ってない」っていう。
こだまでしょうか。
いいえ、枝野です。
自衛隊員やレスキューの方々が命がけで放水した海水も、海水が蒸発して塩の塊になり、冷却高は日に日に低下しているとか?
(塩水を沸騰させ続けたらどうなるか?小学生でもわかりそうですが)
このままでは格納容器などが腐食させ、さらなる放射能漏れもあるそうです。
とにかくアメリカの意見をちゃんと聞いて、一刻も早く終息へ向かうことを祈っています。
Posted by nyantomo1546 at 10:54│Comments(2)
│東日本大震災
この記事へのコメント
これは大切な話です。WHOの勧告では、飲料水の放射能基準は1ベクレル、日本の放射能基準は3月16日まで10ベクレルでした。
日本政府はあらかじめ放射能基準を300ベクレルに緩和したのち都心部飲料水の放射能汚染を発表しました。つまり、この時点で政府は国民を騙していたのです。
問題なのは、マスコミが一つもこのことを指摘しない事です。おそらく武田先生が未だにテレビに出られないのと同じ理由でしょう。テレビ、新聞に真実はありません。もはや大本営発表と同じです。
日本政府はあらかじめ放射能基準を300ベクレルに緩和したのち都心部飲料水の放射能汚染を発表しました。つまり、この時点で政府は国民を騙していたのです。
問題なのは、マスコミが一つもこのことを指摘しない事です。おそらく武田先生が未だにテレビに出られないのと同じ理由でしょう。テレビ、新聞に真実はありません。もはや大本営発表と同じです。
Posted by ようすけ at 2011年03月27日 08:17
ようすけさん
>問題なのは、マスコミが一つもこのことを指摘しない事です。おそらく武田先生が未だにテレビに出られないのと同じ理由でしょう。テレビ、新聞に真実はありません。
海外のニュースの方が正確な事を伝えていますね。
>もはや大本営発表と同じです。
ほんとにそうですね!自分も同じような事を思っていました。
震災の話にこんな例えをするのもどうかと思いますが、大艦巨砲主義から脱皮できなかった日本とだぶります。
新しい戦法として航空機主流を真珠湾で自ら示しておきながら、あくまでも大艦巨砲に拘り破滅した日本海軍。
太陽電池のパネルメーカーを多く持ちながら原子力という巨大な利権に勝てなかった技術国日本
当時も今も、影にはエリートが机の上でシュミレーションを繰り返す。自分たちの保守のためだけに。
全てを捨て、いまこそ脱原子力を推し進めるべきです。
焼け野原から復興を果たした時のように。
>問題なのは、マスコミが一つもこのことを指摘しない事です。おそらく武田先生が未だにテレビに出られないのと同じ理由でしょう。テレビ、新聞に真実はありません。
海外のニュースの方が正確な事を伝えていますね。
>もはや大本営発表と同じです。
ほんとにそうですね!自分も同じような事を思っていました。
震災の話にこんな例えをするのもどうかと思いますが、大艦巨砲主義から脱皮できなかった日本とだぶります。
新しい戦法として航空機主流を真珠湾で自ら示しておきながら、あくまでも大艦巨砲に拘り破滅した日本海軍。
太陽電池のパネルメーカーを多く持ちながら原子力という巨大な利権に勝てなかった技術国日本
当時も今も、影にはエリートが机の上でシュミレーションを繰り返す。自分たちの保守のためだけに。
全てを捨て、いまこそ脱原子力を推し進めるべきです。
焼け野原から復興を果たした時のように。
Posted by にゃんともオヤジ at 2011年03月28日 21:32
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